かずどっとがまた端末買ってる

購入した端末について使用感などを書いていくつもりのブログです

家庭用beatmaniaIIDXをガチプレイする座り環境の構築を試みた

昨年、サードパーティbeatmania IIDX専用コントローラであるPHOENIXWANを2台購入し、家庭用beatmania IIDXがSP/DP共に遊べる環境を作りました。

kazudot.hatenablog.com

最初はヨガマットを敷いた上にコントローラを床置きしてプレイしていたのですが、姿勢が悪くなって肩こりに悩まされたり、コントローラの位置の違いからくる操作のしづらさに不満を感じたりしていました。

アーケード環境に近づけるには、いわゆる立ち環境を構築するのが最も分かりやすい選択肢なのですが、自分の家の環境では立ち環境の構築は難しい…。
でも家でもアーケードに近い感覚でプレイしたい…。

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ということで、座った状態でもアーケードに近いプレイ感覚を得られる座り環境を検討し、構築してみました。

今回の環境構築の条件

今回は、以下の条件で環境構築を行いました。

  • テレビ台(キャスター込み高さ実測48cm)に設置したテレビ(REGZA 43Z730X)にゲーム画面を表示する
  • 座った状態でゲームをプレイする
  • コントローラの高さをアーケードでプレイしている感覚に近づける
    • コントローラの上面(鍵盤部分)から頭までの距離がアーケード筐体とほぼ同じになるようにする
  • 画面の高さはアーケード環境と多少違っていても許容する

画面の高さについては、今回の環境構築では考えないものとしました。
理由は以下のとおりです。

  • IIDX用に使用しているテレビがリビング用テレビ兼用であるため
  • プレイしていて画面の高さに違和感をほとんど感じなかったため
  • どうしても目線の高さが合わなくて気になる場合でも、ゲーム側でLIFTオプションを利用すればある程度対処できるため

座った状態のゲームプレイでも足や膝に負担をかけにくくする

自分の場合、IIDXに関しては床に座ってあぐらでゲームプレイをするのが落ち着かず、無意識に正座でプレイしてしまいます。
長時間正座を続けていると、当然足や膝に負担がかかります。ゲームプレイ後に足がしびれてなかなか立ち上がれないこともしばしば…。

当然身体には良くないので、まずは「長時間座ってのゲームプレイでも足や膝へ負担をかけない」ための対策としてこちらを購入しました。

正座椅子です。およそ4,000円で購入しました。
ニトリで似たような形状の正座椅子が安価に販売されているようなので、即納可能であればこちらを選択するのもアリかと思います。 www.nitori-net.jp

正座椅子を使うことでゲームプレイ中の足への負担を軽減することができるようになりました。
ここから、コントローラの高さを自分が操作しやすい位置に合わせます。

コントローラの高さを合わせる

正座椅子に座った状態で、コントローラを自分が操作しやすい位置に合わせます。

コントローラの下に空箱等を置き、普段アーケードでプレイするのと違和感ないくらい高さを見つけたら床からコントローラ下までの高さを測定する…というのが最も手っ取り早い方法だと思います。

ちなみに、アーケード筐体でプレイする際に直立姿勢でプレイしている方の場合、コントローラ下までの高さをある程度計算することができます。
これにはアーケード筐体の寸法と、自分の身長を利用します。

アーケード筐体(LIGHTNING MODEL筐体)の各種寸法に関しては、以下のブログ記事を参考にさせていただきました。 mame48-g.net

上記ブログ記事によると、ステップ台に立った状態で、床(ステップ台)から鍵盤部分までの高さは 90cm とのことでした。

アーケード筐体でプレイする際に直立姿勢でプレイしている方の場合、鍵盤部分~自分の身体の頭のてっぺんまでの距離は (自分の身長) - 90cm で求められます。

つまり、正座椅子に座った状態で、コントローラの鍵盤部分~自分の身体の頭のてっぺんまでの距離を (自分の身長) - 90cm に調節することができれば、座り環境でも立ち環境と同様のプレイ感覚を得られると考えられます。

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稚拙な図で申し訳ないのですが、図中で示している高さxは立っているときも座っているときも一定になるはずなので、これを合わせれば座り環境でも立ち環境と同じようなプレイ感覚が得られる…という話です

自分の場合、コントローラを高さ30cm程度の台の上に設置することで丁度よい具合になることがわかりました。

箱などで高さを稼ぐと、座ったときに膝が当たってしまうため、コントローラと身体の距離が離れてしまい、プレイしづらく感じてしまいます。
そこで、コントローラ側に身体を寄せられるよう、高さ30cmのミニデスクを探すことにしました。

高さ30cmのミニデスクというのは既製品ではなかなか見つからなかったのですが、注文時にサイズを選べるミニデスクがあったため、以下の商品を購入しました。 uroolee.com

今回は高さ30cm、幅135cmのものを注文しました。
注文時点で、税込20,334円でした。

コントローラ(PHOENIXWAN)を2台、DP用に距離を離して設置するには幅120cmあれば足りるのですが、このミニデスクは両端の接合部が段差になっているため、コントローラを確実に安定させて置く目的で横幅135cmとやや大きいサイズにしています。

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オーダーメイド、かつアルミ製のため良いお値段ですが、その分造りはしっかりしています

DP用にコントローラの距離を調整する

DPをする場合に考える必要があるのが、コントローラ同士の距離です。

PS2版の家庭用IIDXの頃から、「コントローラの間にティッシュ箱を挟めば良い」だとか「PS2版ソフトのDVDケースを挟めば良い」などという話が出ていた記憶がありますが、せっかくコントローラの高さを頑張って調節したので、コントローラ同士の距離もできる限りアーケードの感覚(間隔)に近づけたいものです。

以下のブログ記事に「1P側の鍵盤(7鍵)の右端~2P側の鍵盤(1鍵)の左端の距離」がmm単位で記載されていたので、今回はこちらを参考にさせていただきました。 ttttfknko.blogspot.com

上記記事によると、1P側7鍵の右端~2P側1鍵の左端の距離は 189mm とのこと。

そこで、コントローラを床置きしていた頃に使っていた緩衝材の余りを利用して、コントローラ間の距離を実際に測りながら現物合わせでスペーサーを作成しました。

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こんな感じで、コントローラ間にサイズを合わせた緩衝材を挟んでスペーサーにしています

ちなみに、完成したスペーサーの横幅は大体120mmくらいでした。
PHOENIXWANのコントローラ側面はやや斜めに出っ張っているため、高さのあるものを挟むと幅120mmでは合わないかもしれません。
現物に合わせて適宜調整すると良いでしょう。

おまけ

見た目が寂しいので、なんちゃってインストカードを作成して貼り付けてみました。

たまたま家にあったA5サイズの手作りステッカーキットを使って作成しました。
個人で楽しむ用途として、IIDX INFINITASの公式ロゴ画像・PHOENIXWAN紹介ページの画像を流用して作成したため、素材配布のようなことはできません。あしからず。

完成

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ということで、自分流の座り環境が完成しました。

完成した環境でプレイしてみたところ、SP/DP共にプレイしやすくなりました。特にDPのプレイ感覚が大きく改善されたように感じます。
環境をしっかり整えられたので、騒音・振動に配慮しつつ引き続きガンガン家庭用IIDXをプレイしていきたいと思います。