かずどっとがまた端末買ってる

購入した端末について使用感などを書いていくつもりのブログです

楽天モバイルの自社回線エリア内で回線速度を測定してみた

楽天モバイルが提供するRakuten UN-LIMITプランが最大1年間基本料無料ということで、数ヶ月前から試用目的で契約しています。
楽天モバイルのMNO回線プランは、自社回線でカバーできないエリアをau回線へのローミングでカバーしており、Android端末で「my 楽天モバイル」アプリを利用すると、自社回線接続中は「楽天回線エリア」、au回線を介して接続中は「パートナー回線エリア」として表示されます。

今まで自分の行動圏内には楽天モバイルの自社回線エリアが無かったため、「楽天モバイルの名前がついたau回線」として使っていました。
ところが先日、行動圏内に楽天モバイルの自社回線エリアがあることに気づいたため、実際に自社回線エリア内に赴き、本当に楽天モバイルの自社回線エリアとして認識してくれるのか、回線速度はどうなのか…というところを確かめてみました。

確認に使用した端末

Xiaomi Redmi Note 9S (メモリ6GB/ストレージ128GBモデル)

楽天モバイル公式で動作確認されている端末です。

楽天回線エリア」表示になった!と思いきや…

楽天モバイル公式ページのサービスエリア表示で「楽天回線エリア」になっているエリア内に行き、早速my 楽天モバイルアプリを起動して表示を確認。すると…

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初めて「楽天回線エリア」の表示を見ることが出来ました
しっかり「楽天回線エリア」表示になりました。

しかし、同じ場所で時間をおいて再度my 楽天モバイルアプリを起動したところ…

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すっかり見慣れた「パートナー回線エリア」表示
今度は「パートナー回線エリア」表示に。
何度か確認してみたところ、タイミングにより「楽天回線エリア」表示になったり「パートナー回線エリア」表示になったりと結果はまちまちで、常に楽天回線を掴んでいるわけではなさそうです。
推測ですが、確認した場所が楽天回線エリアの比較的端に近い方だったため、au回線を掴みやすい状態にあったのではないかと考えられます。

画面右上のアンテナピクトをよく見てみると、楽天回線エリア判定されている時よりパートナー回線エリア判定されている時の方が電波状態が良いのがわかります。

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上記スクリーンショットから画面上部だけ切り出してみました。楽天回線エリアではアンテナ3~4本、パートナー回線エリアでは常時5本でした
今回確認した場所では、楽天回線エリア判定の間はアンテナピクトの表示が電波強度最大になることはありませんでした。

Speedtest.netアプリで速度チェック

せっかくなので、Speedtest.netアプリを使用して回線速度の確認をしてみました。
ほぼ同時刻で楽天モバイル(楽天回線)/ドコモ/LINEモバイル(ソフトバンク回線)の回線速度をそれぞれ1回ずつ測定し、簡易比較してみます。
また、参考としてau回線を掴んでいる状態での楽天モバイルの回線速度も確認してみました。

測定条件

下記回線の速度を測定しました。 - 楽天モバイル - Xiaomi Redmi Note 9S (6GB+128GBモデル) - ドコモ - SONY Xperia 5 II (SO-52A) - 5G対応端末だが、測定場所は4Gエリア - LINEモバイル(ソフトバンク) - LG G8X ThinQ (901LG) 測定に使用したアプリは以下です。 - SpeedTest.net Android版 - 接続先サーバーはRakuten mobileで統一

測定結果

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左から、楽天(楽天回線)、楽天(パートナー回線)、ドコモ、LINEモバイル(ソフトバンク)
楽天回線はやや電波状態が不利なこともあってか、確認した中では最も速度が遅く、パートナー回線判定中(au回線)の方が速い結果となりました。
ただし、試しに楽天回線に接続中の状態でYouTubeで動画再生し、画質を1080pに設定してみたところ、読み込みが止まることなく安定して再生できたことから、スマートフォン単体での常用には耐えうる範囲と考えられます。

比較してみると、ドコモ回線の速さを実感するのと、意外とLINEモバイル(ソフトバンク)回線が健闘しているのが見てとれます。

おわりに

今回は、興味本位で楽天モバイルの自社回線エリア内に行って回線速度を測定してみました。

実用に耐えうる(と思われる)レベルの回線速度であることを確認できたのは良かったですが、やはりまだエリアが狭いな、という印象はまだまだ拭えません。
せっかくUN-LIMITプランでは容量無制限を謳っていても、パートナー回線接続中は5GB/月の容量制限がついてしまうため、動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスでガンガン使い倒す、という使い方をするにはまだ程遠いように思えます。

今回は楽天モバイル推奨端末を使用しましたが、今後別端末での挙動も見てみたいと思っています。具体的には、現在クラウドファウンディングで出資したJelly 2が手元に到着したら、楽天モバイルSIMを入れて動作を確認してみることを考え中です。