2021年10月22日発売のMotorola Edge 20を購入しました。
楽天モバイル回線、及び今後契約を検討しているau回線(povo)の収容先として使用する目的での購入です。
以下、端末の使用感やベンチマークの実行結果などをまとめていきます。
カメラ性能についてはXperia 5 II・Galaxy Note 20との撮り比べを行ったので比較記事を別途書きたいと思います。
良い!と思ったポイント
- 薄くて軽量な本体
- 高リフレッシュレート対応で鮮やかなディスプレイ
- 素のAndroid OSに近いUI
欲を言えば…なポイント
- おサイフケータイとワイヤレス充電には非対応
本体スペック
- SoC
- Snapdragon 778G
- メモリ
- 6GB
- ストレージ
- 128GB
- ディスプレイ
- 6.7インチ(2400x1080 FHD) OLED 144Hz駆動対応
- 本体サイズ
- 163mm x 76mm x 6.99mm(最薄部)
- 本体重量
- 163g
詳細スペックは公式サイトを参照。 www.motorola.co.jp
開封
箱を開封すると最初に端末本体が現れる、一般的なスタイルです。
TPUタイプのケースが付属していて、出荷段階で本体に装着された状態になっています。
本体背面はすりガラス調の仕上げになっています。最近だとXperia 1 IIIなどで見られるデザインですね。
大画面ながらケース装着状態でも190gを切っており、持っていて苦になりません。
昨今は充電器などの付属品が省略されることも多いですが、Edge 20は充電器・ケーブル・イヤホンマイクまで付属しています。
Edge 20はデュアルSIM対応です。SIMスロットは表裏にそれぞれnanoSIMを装着する作りになっています。
SIMスロットの表裏が記載されていたり、SIMカードが脱落しにくいような作りになっていたりと、設計が丁寧な印象を受けました。
ソフト周り
メーカー側でカスタマイズが最小限であることを謳っている通り、初期セットアップの流れは、及び初期設定完了直後の画面は素のAndroid OSに近いです。
他の部分でもGalaxyシリーズやXiaomi/Oppo等の高コスパ端末と比較するとOS面のカスタマイズは控えめですが、細かいところでメーカー独自機能が追加されています。
ベンチマーク結果
いくつかベンチマークソフトを実行してみたところ、全体的にXperia 5(SO-01M)に近いベンチマーク結果が出ました。
過去記事で測定したデータをそのまま流用して記載します。各ソフトのバージョンが異なるため厳密な比較にはなりませんが、参考データとしてご参照ください。
Xperia 5は、Snapdragon 855を搭載した2019年後半に発売されたハイエンドモデルなので、Motorola Edge 20は2年前くらいのハイエンド機と同等くらいの性能を持っていると(大雑把に)言えそうです。
CPU (GeekBench 5)
GeekBench 5を使用して測定しました。
シングルコアのスコアはSnapdragon 778Gのほうがわずかに高いですが、マルチコアのスコアはSnapdragon 855が上回っています。
ただしシングルコアのスコア差はわずかなので、複数回測定すると結果が逆転するかもしれません。
Snapdragon 778GとSnapdragon 855ではシングルコア性能はほぼ同等、マルチコア性能は若干Snapdragon 855のほうが高い、という見方ができそうです。
グラフィック性能(3DMark)
3DMarkを使用して確認しました。
Sling Shot ExtremeではSnapdragon 855を搭載したXperia 5のスコアがMotorola Edge 20を2割ほど上回っている一方、Wild LifeではSnapdragon 778Gを搭載したMotorola Edge 20のほうが高スコアを叩き出しています。
内蔵ストレージ性能 (CPDT Benchmark)
内蔵ストレージの性能をCPDT Benchmarkで確認してみました。 ストレージ性能はMotorola Edge 20のほうが圧倒的に高く(というより、Xperia 5のストレージ性能が低い)、ここには記載していませんがXperia 5 II(SO-52A)と同等以上のレベルでした。
ただし、Memory Copyの項目のみ、Motorola Edge 20のベンチマーク結果がXperia 5の半分程度の値でした。
これは以前所持していたRedmi Note 9s(Snapdragon 720G搭載機)で測定した際も似たような結果だったため、もしかするとハイエンド帯のSnapdragon 800番代とミドルレンジ帯のSnapdragon 700番代で性能差が付けられているポイントなのかもしれません。
所感:メイン機種としてバリバリ使える頼れる一台
2週間、サブ機としてちょこちょこ使用してみましたが、かなり満足度が高いです。
大画面ながら本体が非常に軽量なため、片手で持っても苦にならない上、動作も軽快。
画面は144Hz駆動に対応しているのでとても滑らかに動き、発色も寒色寄りながら非常に鮮やかです。
別記事にまとめる予定ですがカメラ性能も個人的には十分満足行くものとなっており、「これがメイン機でもいいのでは?」と思ってしまいました。
惜しいポイントとしてはおサイフケータイに対応していないことと、防水性能が弱いこと。
自分の場合はスマートフォンをかざすタイプの電子マネー決済を常用しているため、メインのスマートフォンにはおサイフケータイ機能が必須です。
購入前からおサイフケータイ機能がないことは把握していましたが、ここまで出来が良いと機能がないことが本当にもったいなく感じます。
防水性能については、生活防水程度の性能です。外で天候を問わずスマートフォンを使用する機会がある人は要注意だと思われます。
その他、人によっては気をつける必要があるポイントとしては、 - 外部メモリ(MicroSD)非対応 - 3.5mmイヤホンジャックを搭載していない という点でしょうか。
購入に当たりいくつか気をつけるポイントはありますが、個人的に非常におすすめ度の高い機種です。
メーカー直販サイトでは54,800円ですが、記事執筆時点だとAmazonにて約50,000円で購入できるようです。
最近はMotorola以外にも予算40,000〜50,000円クラスのミドルレンジ端末が充実してきています。多くがメーカー独自カスタマイズを強く施されていますが、Motorolaは素のAndroid OSに近くなっていることもメリットです。
いろいろ書きましたが、とにかく、良い。おすすめです。