SONY Xperia XZ2 Premium(SOV38)の中古品を購入しました。
2018年当時のハイエンド機であるXperia XZ2 Premiumですが、今回は
「お風呂に持ち込む防水スマートフォン」
「壊れても懐へのダメージが比較的小さい安価なスマートフォン」
という観点で使用感等を書いていきます。
購入動機
「お風呂に防水ケース無しで持ち込めるAndroidスマートフォンが欲しかった」
これが全てです。
私は時々お風呂にスマートフォンを持ち込み、動画視聴したり、音楽を聴いて過ごしています。
今まではiPhone 12 miniに100均の防水ケースを装着して持ち込んでいたのですが、ちょっとした問題もありました。
- iPhoneだと出来ないことがある
- 視聴したいストリーミングサービスのうち、iOS端末では視聴の手立てがないものがある
- iPhone 12 miniの画面が小さい
- 動画コンテンツをもう少し大きい画面で楽しみたい
- そもそも水没させそうで怖い
- 水没故障させてしまってはいろいろな意味でもったいない
元々はお風呂に気兼ねなく持ち込むことが出来る防水Androidタブレットを検討していたのですが、昨今(2021年6月現在)の防水対応タブレット端末は
- 性能がローエンド~ミドルレンジクラスで操作感がいまひとつ
- 発売から年数が経ちすぎていてOSバージョンが古いまま
…と言った具合で、実用性を考えると選択肢が皆無でした。
そこで、購入ターゲットを「出来るだけ画面の横幅が大きい防水スマートフォン」に変更しました。
なぜ「横幅が大きい」ことを条件にしたのか
今回横幅にこだわったのは、YouTube・Amazon Prime Video等の映像コンテンツを出来る限り大画面で視聴するためです。
2017~2018年頃から縦長画面のスマートフォンが徐々に浸透し、画面サイズが6インチ超えも珍しくなくなってきています。
縦長大画面のスマートフォンはブラウザやSNSを使用する際は情報量が増え便利ですが、映像コンテンツを楽しもうとすると画面サイズと映像の比率が合わず、左右に黒枠が出来てしまうことがほとんど。
そうすると、せっかく画面が大きいのに、映像は画面の横幅の大きさに合わせて小さくなってしまいます。
YouTubeでは画面に合わせて映像を拡大することも出来ますが、今度は映像に見切れるエリアが出てきてしまいます。
これらの理由から、映像コンテンツをより大きな画面で楽しむためには、画面インチ数より、画面の横幅がどれくらい大きいかに注目したほうが良い、と判断しました。
だから私は、Xperia
候補としていくつかの機種を検討していましたが、今回はXperia XZ2 Premium (SOV38)を購入することにしました。
- 画面の横幅が大きい
- 端末の横幅80mmと、他機種に比べて大きめ
- 16:9比率の4K液晶を搭載しており、映像コンテンツを画面いっぱいに表示して楽しめる
- ハイエンド機である
- ミドルレンジ~ローエンド機種にありがちな操作レスポンスの悪さを回避できる
- 中古市場が安い
実機チェック
手持ち端末の中から、Jelly 2とiPhone 12 miniを一緒に並べて写真を撮ってみました。
ちなみに、このXperia XZ2 Premiumは、かつて海外向けモデルとして発売されていたXperia C5 Ultraという機種と画面サイズが近いです。
Xperia XZ2 PremiumとXperia C5 Ultraのサイズなどを、スペック表の数値で比較してみると、Xperia XZ2 Premiumのほうが圧倒的に厚みがあり重いものの、 画面の表示面積は両者似たようなものであることがわかります。
項目 | Xperia XZ2 Premium | Xperia C5 Ultra |
---|---|---|
本体サイズ | 高さ158mm 幅80mm 厚さ11.9mm | 高さ164.2mm 幅79.6mm 厚さ8.2mm |
画面サイズ | 5.8インチ(解像度3840x2160) | 6.0インチ(解像度1920x1080) |
本体重量 | 236g | 187g |
Xperia C5 Ultraを入手した当時は「かなり大きな端末だな」と感じていましたが、Xperia XZ2 Premiumの実物を改めて見てみても、「他の機種よりちょっと大きい」程度にしか思わなくなってしまいました。
昨今の端末の大画面化に慣れてしまい、似たようなサイズの端末を見ても受ける印象が変わったのだなぁ、と考えさせられます。
メイン機種として使用しているXperia 5 IIと比較。
Xperia XZ2 Premiumを触ったあとだと、Xperia 5 IIがかなりコンパクトに感じられます。
大画面を生かした設定に変更する
せっかくの大画面なので、画面に表示できる情報量はできるだけ多くしたい…というのが個人的な考えです。
しかし、Xperia XZ2 Premiumに限った話ではないのですが、Android標準の設定項目では設定値に限界があります。
ということで、開発者オプションを有効にして、標準よりもさらに画面に表示できる情報量を増やします。
開発者オプションから、「最小幅」の項目を探し変更します。
この項目の数値を大きくすればするほど、画面に表示される情報量が増える(=画面に表示される文字などが小さくなる)ようになっています。
通常の設定画面から変更できる限界値は485pxなので、この値をより大きくします。
ちなみに、最小幅の設定値を600px以上にするとユーザーインターフェイス(UI)がタブレット仕様に変化します。
ここまで設定値を変えてしまうと一部のアプリが使いづらくなるので、今回はUIがタブレット仕様にならない程度に設定値を大きくしました。
ここは個人の感覚にもよるところなので、各々でお気に入りの設定を見つけてみてください。
使用感まとめ
- 良いところ
- 映像コンテンツを大画面で楽しめる
- 16:9比率の液晶のため、画面いっぱいに映像が表示される
- 4K液晶のため、4Kのコンテンツも楽しめる
- 5.8インチのサイズでFullHDと4Kの違いがわかるか、と言われると困るけれど…
- 本体操作のレスポンスは概ね良好
- 2018年当時のハイエンド機であり、ローエンド~ミドルレンジクラスでありがちな操作中の引っかかり感などは無い
- 安心して風呂に持ち込むことが出来る
- 本体が防水対応(IP68)
- 安価で購入できたため、万が一水没してもダメージが少ない
- 映像コンテンツを大画面で楽しめる
- 良くないところ
所感
防水タブレットの代替としてXperia XZ2 Premiumを購入してみましたが、想定していた通りの運用が出来ました。
いくつか不満に感じるポイントもありましたが、購入金額を考えれば許容範囲内です。
さて、今回購入した個体はau版で、SIMロック解除済みのため、楽天モバイルとの相性が良いです。
緊急速報の受信には非対応ですが、基本的な通話・通信には対応するため、「楽天モバイル対応の安価な防水スマートフォンが欲しい」という用途で購入を検討するのもアリでしょう。
自分と同じようにお風呂用として、はたまた安価なサブ機として…中古市場価格が下がっている今、Xperia XZ2 Premiumを買うのは悪くない選択肢だと思います。
使い道を見出した方は、安価に入手してみてはいかがでしょうか。