motorola razr 50 ultraを購入しました。

2024年11月に国内販売が開始された、フリップタイプの折りたたみスマートフォンです。
razr 50シリーズの中でも上位モデルの位置づけで、2024年発売の一般的なハイエンド端末と比べても遜色ないスペックとなっています。
キャリアではソフトバンクが取り扱っているほか、国内ではIIJmio限定でホットピンクの本体カラーを選ぶことができます。
また、記事を執筆している2025年5月現在では、ソフトバンクおよびIIJmioで割引施策が打たれており、比較的安価に入手することができるのも魅力の一つです。
| 販売チャネル | 割引施策 ※2025/5/6現在 |
|---|---|
| ソフトバンク | 本体価格 97,920円 (新規/機種変更/MNP共通) ※ソフトバンク版はストレージ256GB |
| IIJmio | 本体価格 129,800円 (新規/端末単独購入) のりかえ価格 99,800円 |
※参考:
motorola razr 50 ultra | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
motorola razr 50 ultra | 格安SIM/格安スマホのIIJmio
海外では既に後継モデルであるrazr 60シリーズの発表もされたところではありますが、IIJmio限定取り扱いのホットピンクの本体デザインに惹かれてしまい、我慢できずに買ってしまった…という次第です。
今回は、このrazr 50 ultraをメイン運用するスマートフォンとして使っていき、 「一般的なハイエンドAndroid端末(Xperia 1 VI)から機種変更して不満なく使えるのか」という観点で 実際に使用した感想をまとめてみたいと思います。
razr 50 ultraについて
外観
開いた状態でのサイズ感はやや縦長です。横幅はXperia 1 VIとほぼ同じくらいですが、側面が丸みを帯びた形状をしているため、端末を手に持ったときにホールドしやすいです。


また、一般的なスマートフォンにおける背面側は、上半分が大型のサブディスプレイ・下半分はヴィーガンレザーとなっています。



付属品
68Wまでの急速充電に対応した充電器と充電用USB-Cケーブル、そして専用ケースが付属します。
もし急速充電対応の充電器を持っていなくても、razr 50 ultraを購入するだけですぐ急速充電の恩恵を受けられるのは良いですね。


専用ケースも質感はなかなか良いですが、本体サイズが大きくなるのがイヤで、私は今のところケース無しで運用しています。
カタログスペック
もともと使っていたXperia 1 VIと、カタログスペックを比較してみます。
| 項目 | razr 50 ultra | Xperia 1 VI |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 8s Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 |
| メモリ | 12GB | 12GB/16GB ※16GBはSIMフリーモデルのみ選択可 |
| ストレージ | 256GB/512GB UFS 4.0 ※256GBはソフトバンク版のみ |
256GB/512GB UFS 4.0相当 ※512GBはSIMフリーモデルのみ選択可 |
| メインディスプレイ | 約6.9インチ FHD+(22:9) 最大165Hz |
約6.5インチ FHD+(19.5:9) 最大120Hz |
| サブディスプレイ | 約4.0インチ 最大165Hz |
- |
| アウトカメラ | [広角]約5,000万画素 [望遠]約5,000万画素(光学2倍) |
[広角]約4,800万画素 [超広角]約1,200万画素 [望遠]約1,200万画素(光学3.5~7.1倍 可変) |
| バッテリー容量 | 約4,000mAh | 約5,000mAh |
| 防水/防塵 | IPX8/- | IPX8/IP6X |
| 3.5mmヘッドホンジャック | - | あり |
| 外部メモリ | - | microSDXC対応 最大1.5TB |
参考:
razr 50 ultra→AI搭載、究極の折りたたみ型スマートフォン | motorola razr 50 ultra | motorola JP
Xperia 1 VI→Xperia 1 VI | 仕様(スペック) | Xperia(エクスペリア) | ソニー
実スペック面に関しては、正直大半がXperia 1 VI比でスペックダウンしています。
razr 50 ultraのほうがSoCは弱いし、バッテリー容量も小さいし、カメラ性能も弱いし、3.5mmヘッドホンジャックやmicroSDも使えないし…と、カタログスペックだけを見比べるとマイナス面を挙げたらキリがないです。
ですが、Snapdragon 8s Gen 3も実用上困ることはないラインの性能を持っていますし、Xperiaで使用可能なmicroSDもここ2年くらいは実際にはほとんど使用していませんでした。
「もしかして、見た目の性能は下がっても、実際あまり困ることは無いのでは…?」ということで、以降で実際にrazr 50 ultraを使ってみた感想を書いていきます。
実際にrazr 50 ultraを使ってみての感想
ここからは、razr 50 ultraを使ってみて、これまでメイン機として使ってきたXperia 1 VIと比較しての感想も交えつつ、 良かったところ・気になったところ・いまひとつなところをまとめてみました。
良かったところ
本体のサイズ感と質感が心地よい!!
カタログスペック上の横幅はrazr 50 ultra・Xperia 1 VIともにほぼ同じくらいなのですが、razr 50 ultraのほうが丸みを帯びているためか握りやすさを感じました。
また、本体背面のヴィーガンレザーの肌触りも心地よいです。



サブディスプレイが本当に便利!!
razr 50 ultra最大の特徴とも言える、サブディスプレイの使い勝手が本当に良いです。

ポイントカードの提示やバーコード決済などであれば、本体を開くことなくサブディスプレイだけで済ませることができるのが非常に便利です。

また、LINEの返信なんかもサブディスプレイだけで可能。
閉じた状態であればコンパクトサイズのスマートフォンとして扱えるので、混雑している電車内でササッとLINEを確認して…なんて使い方ができるのが良いですね。

ジェスチャー機能
motorola独自のジェスチャー機能が多数搭載されており、うまく利用することで更にrazr 50 ultraを便利に使うことができます。
Xperiaシリーズのサイドセンスや、Galaxyシリーズのサイドパネルのように、画面サイドからアプリ起動のショートカットを表示できるサイドバー機能も搭載されています。
サイドバーから呼び出したアプリがサブウィンドウのように起動できる点が特に便利で、アプリ切り替えをせずにログイン用の認証コードを確認したり、電卓を使ったり…と、痒いところに手が届く感じが非常に良いです。


また、電源ボタンをスライドするようになぞると通知画面を表示させられる機能も便利です。
Xperiaシリーズでもサイドセンスのジェスチャーに同様の機能を割り当てることができましたし、大画面化している昨今の端末では通知画面を呼び出しやすくする機能は欠かせないなと感じています。

他にも様々なジェスチャー機能が搭載されているのですが、まだまだすべてを生かしきれていないのが正直なところ。
カメラの起動やライトのOn/Offもジェスチャーで行えるので、積極的に活用していきたいです。


カメラ性能は思ったよりもいい感じ
razr 50 ultraは約5000万画素の広角メインカメラと、光学2倍相当の望遠カメラを搭載しています。
Xperia 1 VIで時々望遠カメラを使っていたので、倍率は低いながらも望遠カメラ搭載という点にも、razr 50 ultraへの魅力を感じました。
画質に関しては期待するような機種ではないだろうと考えていたのですが、いざ使ってみると明るい場所や屋内では思ったよりもちゃんと撮れます。
カメラにこだわっている機種と比べると差は感じるものの、SNSで共有したりスマホ本体で見返す分には十分な画質に感じます。
一方、夜景に関してはそれなりという感じなので、過信は禁物です。
ここに関しては、「期待値低めだったけれど、思ったよりちゃんとしている」というレベルの評価ということでご勘弁ください。
作例












超広角カメラがない点には要注意
なお、カメラ構成が広角と望遠の2眼構成で、超広角カメラが非搭載であることは要注意です。
個人的には望遠カメラ搭載のほうが嬉しいのですが、人によっては超広角が無いことで使いづらく感じる可能性もあるので、購入検討する際には気をつけましょう。


気になったところ
充電は1日持つが、やや物足りない
razr 50 ultraのバッテリー容量は公称4000mAhです。
決して小さくはないのですが、昨今は5000mAh程度のバッテリー容量を持つ端末が増えてきていることを考えると、やや物足りなさを感じます。
体感としては、Xperia 1 VIを使っていた頃は1日使って充電残量が60%強ほどだったのが、razr 50 ultraでは50%弱くらい…という感じで、 「丸1日使う分には困らないけれど、充電無しで2日使うのは厳しい」といった印象です。
迷惑電話対策が弱い
motorolaシリーズのスマートフォンには、迷惑電話対策として使える独自の機能は特にないようです。
Google純正の電話アプリを利用することで迷惑電話のブロックなどもある程度行うことができますが、XperiaシリーズやGalaxyシリーズなどで利用できる伝言メモ(端末単独で使える留守番電話機能)のようなものがあると、安心感が増すと思いました。
ちょっとズレますが、欲を言うとPixelシリーズで利用可能なAIが電話応答してくれる機能がPixelシリーズ以外でも利用できるといいなぁ…と思っています。
外での画面輝度がもう一声欲しい
晴れた日で日差しの当たる電車内や、日中の外での利用などで、画面輝度が足りず「暗くて見づらい」と思う場面が時々ありました。
Xperia 1 VIでは明るい場所でも問題なく画面が視認できるレベルまで輝度が上がるので、それに慣れているとちょっと物足りないですね。
いまひとつなところ
Bluetoothの感度が悪い
これまで使用してきたXperia 1 VIと比較して、Bluetoothの感度が明確に悪く感じます。
具体的には、首都圏の満員電車の中などの過密な環境で、Xperia 1 VIと比べてBluetoothイヤホンの音声が途切れやすく感じたほか、稀にBluetooth機器との接続自体が切れてしまうこともありました。
ちなみに、端末を購入した直後の4月中旬時点ではスマートウォッチとの再接続が正常に行えない不具合に出くわしたりもしていましたが、2025年5月現在では解消しています。
カメラのシャッター音・スクリーンショット音を消せない
razr 50 ultra(に限らずmotorola端末全般)では日本国内の回線事業者のSIMカードが挿入されている状態だと、カメラのシャッター音やスクリーンショット撮影時の音を消すことができません。
カメラのシャッター音に関しては消せる端末のほうが珍しいので仕方ないとは思いますが、スクリーンショット音も消せないのは使いづらいですね。
乗換案内の画面のスクリーンショットを撮って、待ち合わせ相手に「この時間に着きます!」という連絡をすることがよくあるのですが、
razr 50 ultraだとスクリーンショット音が鳴ってしまうため、場所を考えて操作しないとあらぬ誤解を生みそうで怖い…と思います。
所感
razr 50 ultraの購入を1ヶ月くらい散々悩み続けていたのですが、いざ買ってみたら非常に良かったです。普段使いにピタっとハマりました。
最初は「使ってみて微妙ならサブ機に回して、Xperiaをメイン機で使い続けよう」と思っていたのですが、
いざ使ってみたところ、機能面での細かな不満を差し置き、それを超える使いやすさとサイズ感、そしてデザインに魅入られてしまいました。
もはや、「仮に『気になったところ』として挙げているポイントが改善されたら、もうこの機種最強では…?」と思うくらいの勢いです。
もともと私はコンパクトかつ高性能なスマートフォンを好んで使っていたのですが、
昨今はどの端末も大型化が進み「コンパクトな端末」という点については完全に妥協していました。
しかし、razr 50 ultraであれば、「コンパクト」と「大画面」を無理なく両立できます。
フリップタイプの折りたたみスマートフォンが気になっている…という方に、razr 50 ultraは自信を持っておすすめできます。
マジでいいぞ、これ。