最近いろいろなところでGalaxy Tab S7/S7 Plusの購入報告やレビューが挙がってきているのに感化されてしまい、
Galaxy Tab S7 Plus、買ってしまいました。
さらに、Galaxy Tab S7 PlusはSペン対応、かつGalaxy Noteシリーズとも互換性がある…ということで、
Galaxy Note20も入手してしまいました。
今までiPadとApple Pencilを組み合わせてノート代わりに使う運用をずっとしていたのですが、これをGalaxy TabとSペンで置き換えようという狙いです。
更に、SペンはGalaxy TabとGalaxy Note間でそのまま使いまわしが可能。
タブレットにペンで書き込みつつ、スマホ側もペンで操作する…という今までにない使い方が出来そう!ということで、
購入した端末を触りつつ、使い道を模索していくことにしました。
Galaxy Tab S7 Plus
Galaxy Tab S7 Plusは、ETORENという通販サイトを利用して購入しました。
https://jp.etoren.com/jp.etoren.com
ETORENを選んだのは、純正フリップケースのセットがあり、他サイトに比べお買い得だったためです。
本体+純正ケースのセットで¥99,600+送料と非常に安価だったのですが、残念ながらブログ記事執筆段階では在庫がなくなっていました。
注文は水曜日の深夜。翌日木曜日にDHLで発送され、土曜日に商品を受け取りました。
開封
箱を開けると保護袋に包まれたタブレット本体が登場。
タブレット本体を取り出すと、下には付属品が格納されていました。
充電器は海外仕様プラグで、日本国内では使用できません。
microSDはピンを挿してトレイを引き抜き、そこに入れるタイプです。
microSDトレイはSIMトレイを兼ねているようですが、今回購入したのはWi-Fiモデルのため、SIMトレイ側は塞がれていました。
起動してみました。画面が鮮やか!
Galaxy Note20
国内キャリアでも取り扱いのあるGalaxy Note20 Ultraではなく、海外限定で販売されており、画面が一回り小さいGalaxy Note20を入手しました。
こちらは、オークションサイトで純正ケースつきの中古美品を落札しました。
開封(本体・付属品チェック)
ざっくり付属品チェック。
充電器が日本で使用可能な仕様であることにびっくりしました。
本体裏面はこんな感じ。
国内でラインナップのない緑色がキレイ。他にもカラーバリエーションで赤などもあるようです。
デュアルSIM対応なので、音声通話用の回線とデータ通信用の回線を同時に入れておく使い方も可能です。
一方、microSDは非対応です。
本体底面にはSペンが収納できます。
Sペンが入っていないと通知してくれる機能もあるので、知らないうちにSペンがどこかに行った!という事故も起こりにくくなっています。
使用感をチェック
Sペン対応アプリの使用感は?
Sペンでの手書きに対応したアプリをいくつか使用して、今までiPad+Apple Pencilでやってきた手書きノート的な使い方が快適に出来るか探っていきました。
OneNoteはアプリの出来がいまひとつ
手始めに、今までiPadで使用してきたOneNoteの使用感を確かめてみることにしました。
OneNoteは同期が高速で、OSを問わず編集した内容を見ることができるという大きなメリットがあります。
OneNoteの使い勝手がiPadと同等であれば、言うことなし…だったのですが、いろいろ試した結果、以下の理由でOneNoteを使用しないことにしました。
特にパームリジェクション機能が不十分なのが痛手で、ペンで書き込もうとして手を画面に触れたときに誤反応が発生し、勝手に画面が動いてしまうことがよくあります。
Sペンを先に画面に近づけてから手が画面に触れた場合は誤反応しないのですが、字を書いている途中で手を動かしたタイミングで誤反応することもしばしば。これでは流石に使いにくいです。。
また、何故かAndroid版OneNoteでのみ、一部のページが開けなくなってしまいました。
誤反応に、過去作成したノートの一部が開けない、となるとGalaxy TabでOneNoteを活用していくのは難しい…。
ということで、OneNoteを使用せずに、他のアプリを使用してみることにしました。
Samsung Notes(Galaxy Notes)は使い勝手ヨシ!、だけど他機種間のデータ同期は…
OneNoteがダメならプリインストールアプリはどうだ?!、ということで、プリインストールされているノートアプリである、Samsung Notesを試してみました。
ちなみに、Samsung Notesは国内版Galaxyシリーズでは「Galaxy Notes」という名称になっています。
インクのバリエーションが結構充実している他、パームリジェクションもしっかり機能します。
たまに若干画面がスクロールしてしまいますが、OneNoteでの誤反応に比べれば許容範囲内です。
データの同期は基本的にSamsung Notes / Galaxy NotesがプリインストールされているGalaxyシリーズ端末間でのみ行えますが、OneNoteへの同期も可能です。
ただし、このOneNoteへの同期は「OneNoteフィード」という機能を使用しており、同期したデータを参照するにはWindows 10版OneNoteやWeb版Outlookを使う必要があります。
Android版/iOS版OneNoteからはSamsung Notesで同期したノートデータは見えないので、ちょっと期待はずれ。
データ同期に関するところで期待通りにいかない箇所はありましたが、ペンでの手書きを活用するという観点では、iPad版OneNoteを使用しているときに近い、またはそれ以上に使い勝手が良いと感じました。
有料ノートアプリ「Noteshelf」もプリインストール
Galaxy Tab S7+には、Samsung Notesの他、Noteshelfというノートアプリもプリインストールされています。
NoteshelfはGoogle Playでも配信されている有料アプリですが、Galaxy Tab S7+にプリインストールされているものは無料で、特に機能制限なく使用できます。
ノートアプリとしての使い勝手は十分で、Sペンでの書き心地も申し分ありません。
ただし、良くも悪くも「紙のノートそのもの」といった使用感で、画面の下や端のほうに字を書き込むのはちょっと辛い感じです。
また、OneNoteやSamsung Notesのようなデータ同期ではなく、クラウドストレージにデータを自動バックアップする挙動なので、複数端末間で一つのノートを読み書きする使い方には向かない、という印象を受けました。
クラウドストレージにバックアップしたデータを、Noteshelfをインストールした他の端末にインポートすることはできるので、
- 普段はGalaxy TabでNoteshelfのデータを編集する
- 出先などでNoteshelfのデータを見たくなったら他の端末でクラウドストレージ上のデータを開く
という使い方はできそうです。
Galaxy NoteとGalaxy Tabを同時に使用する
1本のSペンをGalaxy NoteとGalaxy Tabで使い回せる
地味ながら便利な機能として、1本のSペンを同時に複数の端末で使い回せる、というものがあります。
Galaxy Tab側でSペンを使って書き込み、そのままSペンを持ち変えずにそのままGalaxy Note側を操作する…と言ったことが可能です。
Galaxy NoteとGalaxy Tabでデータ連携
せっかくGalaxy NoteとGalaxy Tabがあるので、2台をうまく連携させたい!ということで、こういうこともしてみました。
Galaxy Note側で調べた情報を画面コピーしてSamsung Notesに貼り付けて…
Galaxy Tab側でデータを貼り付けたノートを編集再開。
この使い方、自分が最近やっている資格試験の勉強に活用できて便利です。
- Galaxy Notes側で問題を解く
- Galaxy Tab側でノートをとる
- Galaxy Notes側で表示している問題の解説を画面コピーしてノートに貼り付ける
- Galaxy Tab側で画面コピーした解説文に書き込みをしていく
なにより、複数端末間で簡単にデータ連携できるのが便利で楽しいです。
iPad単独でも画面分割すれば似たようなことは出来るのですが、タブレット側でノートアプリを大きく表示したままにできるのが良いですね。
Galaxy TabでDeXを使うとほぼノートPC
Galaxyシリーズには、端末をPCっぽく使用することができるDeXという機能が搭載されています。
スマートフォンだと画面をHDMI出力して使う前提の機能なのですが、Galaxy Tab S7+ではタブレット単体でDeXを使用することが可能です。
DeXを利用することで、複数のアプリをPC風のウィンドウに表示して使うことが可能です。
Bluetooth接続のキーボードとマウスを組み合わせれば、ノートPCそのもの。
iPhone 12 mini&iPad Proからの乗り換えで良かった点・便利になった点
サブ端末をiPhone 12 miniからGalaxy Note20へ、タブレットをiPad Pro 12.9(2020)からGalaxy Tab S7+へそれぞれ置き換えました。
クラウドストレージに保存したデータの参照・使用がしやすくなった
今回の乗り換えで一番の利点です。
iPadだと、「GoogleドライブやOneDriveに保存したデータを他のアプリで使いたい」と思ったときに、一度データをiPad本体に保存し直す必要があって手間がかかっていました。
例えば、iPadで編集中のファイルにGoogleドライブに保存していた画像を挿入するぞ、と思っても、直接Googleドライブの画像を開くことが出来ないのです。
Android端末であればGoogleドライブやOneDrive上のデータも直接参照できるので、複数端末間のデータ連携がよりしやすくなりました。
試用中の端末のスクリーンショットをOneDriveに保存して、Galaxy Tabでブログ編集画面から画像投稿…と言ったことも可能になるので、 PCを使うのとほぼ同じ感覚でブログ記事を書くことも出来るようになりました。
指紋認証でロック解除できる
iPhone 12 mini、iPad Pro 12.9(2020年モデル)ともに生体認証機能が顔認証(Face ID)のため、マスク装着時は暗証番号でのロック解除が必須になります。
マスクを外している場面では認識精度も良く、勝手にロック解除されるので良いのですが、出先ではちょっと使いづらい場面もありました。
Galaxy Note20、Galaxy Tab S7+は画面内指紋認証搭載で、マスクをしていても関係なし。
指紋認証の精度も良好で、使いやすいです。
ちなみに、指紋認証の速度については、Galaxy Note20よりもGalaxy Tab S7+の方が高速です。従来の指紋センサーが独立しているタイプと遜色ないレベルでした。
Galaxy Note20は、Galaxy Tab S7+よりワンテンポ認証が遅い印象を受けました。
まとめ(所感)
Galaxy Tabで、ペンと組み合わせてタブレットを手書きノート代わりに活用したい、という欲求をしっかり満たしてくれました。
若干、アプリの完成度に起因する残念な面もありましたが、トータルではiPad Proと同等以上に満足度が高いです。
Galaxy Noteと組み合わせて使用することで、Sペンの機能を生かした面白い使い方もできて、高い買い物ながら「購入してよかった!」と感じています。
惜しい点は、Galaxy Tab S7/S7+が国内で正式販売されていないこと。
iPad Proの対抗になりうるポテンシャルは十分秘めていると思うので、日本国内でも正式にシリーズ展開されないかなぁと思う次第です。
今回はGalaxy NoteとGalaxy Tabの両方に触れていこうと思ったのですが、ややGalaxy Tabに偏った内容になってしまいました。
折を見て、Galaxy Note20単品の使い勝手についてもう少し掘り下げていくのもアリかな、と思っています。気分がノッたら別記事で書いていこうと思います。